クローントマト大作戦!

 家で育てているミニトマトと大玉トマト。花も咲いて実も付けて、株も大分おおきくなりました。そうするとわき芽といって茎と葉の間から新たな芽が沢山出てきます。わき芽が増えると株が弱ってしまうので取り除かなければいけません!

 

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🍅 わき芽の見つけ方

 赤い線のところが元々の茎、青い線のところが葉なのですがわき芽はその間から出てきます。見つけたら早々に取り除きましょう!

 

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🍅 わき芽の取り除き方

 色変えてすみません💦赤い線で示したのがわき芽です。わき芽の根本ももってグイッと折り曲げると簡単に取れます。わき芽が大きくなってしまうとうまく取れない場合があるのでその場合はハサミで切ってあげましょう!

 

 めでたくわき芽が取れました!でも実はわき芽を育てる事が出来るんです!(割とみなさんやられているようですが)

 その事自体は農家さんから教えていただいたのですが、ただ土に差すだけではうまくいかない場合があるので少しアレンジした方法を紹介したいと思います。

 

🍅 わき芽を育てる方法

1、ポットに土を入れて、溜まるまで水を加えます。

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2、水溜まりの中でわき芽の付け根部分をハサミでななめにカットして土に埋めこめば完成です!

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 こうすると土に埋めただけよりも格段に成功させることが出来ます。

 

※ちなみに、元々土に接していたみたいでわき芽から既に根っこが出ているものです!

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 土に接する、あるいは埋まる事で茎だったところの1部が根になります!

 これって結構すごいことで、細胞の性質として1度茎の細胞、根の細胞、花の(生殖)細胞と言ったように役割が決まったら基本変わらないのですが、株から切り取られ土に埋まる事で茎の細胞だったところが根の細胞に変わってしまったという事です!

 だから切り取ったわき芽だって再び成長することが出来るのです。

 

 わき芽を育て初めてから1週間後の様子。大きさは変わっていませんが茎も葉も枯れずに生きています!

 この株は土の中で根を伸ばして水分をとれていると思います。

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 今回わき芽が15個あって、わき芽の育成に成功したのは14個!!!(1個はすごく微妙な感じになっています。)

 

 題名で「クローントマト」と書きましたが、元々の株もわき芽も同じ遺伝子を持っているのでわき芽を増やしても元々の親の分身(=クローン)が増えているだけです。

 

 ここで終わらないのがこのブログの特徴!

 「茎の細胞が根の細胞に変えられる」能力は、トマト以外にもあるのでしょうか?

 

今回検証してみたのは

ベニイモ

オリーブ

レモン

日日草

ゴーヤ

エノコログサネコジャラシの名で有名かもしれない)

ビカクシダ

 

結果

ベニイモ→成功

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 日光で葉がだれていますが、芽が大きくなっています。

 

 日日草→成功

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 蕾だったのが花になりました!

 

 レモン・オリーブ・ビカクシダ→微妙です(要経過観察)

微妙というのは根本の葉は枯れてきているけれど新芽が成長しているという感じのものです。今後に期待ですね!

 

 エノコログサ・ゴーヤ→失敗

 枯れてしまいました。でもカットしてそのまま放置していくよりも枯れる速度が圧倒的に遅かったです。

 

 「わき芽ならどんな植物でも成長出来るんですねー!」という結論にもっていきたかったのですが、ちょっと良く分からない結果になってしまいました。

 

 もう少し実験を重ねたいと思います。