暑い、、、外来種かよっ!

 暑い、暑い、暑い、、、

 毎日そんな事ばかり考えていた末に出来た記事です(笑)

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 ここ数年の夏は非常に暑い事が影響したのか、本来生息していないはずの生き物が見られるようになりました。

 それがアカボシゴマダラ(外来種です。

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 羽の尻側に赤い斑点があるのが特徴的ですが、全体的には白黒です。

 吻から何か吸おうとしていますね。(地面の場合は水である事が多いです。)でも暑いから水がない、、、 

 熱いだけですね(笑)

 

 アカボシゴマダラっているとやばいの?

  アカボシゴマダラの紹介を簡単にしておくとタテハチョウの仲間(蛾ではありません)で、羽を広げた大きさは大体15cmくらい(いつも紹介しているナミアゲハと同じくらいの大きさ)です。

 元々はベトナム北部や中国南部・朝鮮半島に住んでいるタイプと奄美諸島や台湾に住んでいるタイプがいましたが、5~6年前から突如見かけるようになったので温暖化の影響で日本にも生息できるようになったのだと思います。

 幼虫はキノコじゃない方のエノキの葉っぱを食べます。でも元々日本に住んでいたオオムラサキゴマダラチョウ・テングチョウなど(在来種)もエノキを食べるので、在来種の蝶の食料が減ってしまい、生息数の減少に繋がります。

 

※国立研究開発法人 国立環境研究所 侵入生物データベース より引用しました。

 

 ナミアゲハと模様が似ているので結構アゲハチョウと間違える方が多いのですが、ナミアゲハは在来種、アカボシゴマダラは外来種です。

 

 これがナミアゲハです!

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  僕には全然違う風に見えますが、確かに色合いは似ています。

  

 見分けるポイント

 1、羽の尻側に突起構造があるかないか

 ナミアゲハは羽の尻側に突起構造がありますが、アカボシゴマダラは突起構造がありません。

 

 2、羽の尻側末端は赤か青か

 羽の尻側末端に注目してみるとアカボシゴマダラは赤1色ですが、ナミアゲハは青の方が目立ちます!更によく見てみると鮮やかな黄色や赤が見えます。

 

 3、飛び方が優雅か機敏か

 チョウを見慣れてくると遠くにいても飛び方で何となくわかってきます。アカボシゴマダラは比較的動きがゆったりしている(優雅に飛ぶ)のですが、ナミアゲハは割と機敏に飛びます。

 

 アゲハチョウだっ!と思ったらちょっと注目してみてください!